2021.10.28

アルカリ洗浄液は汚れの種類で使い分けが必要?

Washing

アルカリ洗浄液は、油汚れを落とすのに適した洗浄液です。工場などで設備の洗浄を行う際には、アルカリ洗浄液を使用するでしょう。しかし、アルカリ洗浄液ならどれでもいいというわけではありません。ここでは、アルカリ洗浄液の使い分けについて説明していきます。

鉱物油か植物油のどちらかに特化している

油汚れは、鉱物油によるものと植物油によるものに大別され、それぞれ異なる性質を持ちます。

鉱物油というのは、主に石油やシリコンオイル、ミシン油などです。人工的に合成して作られているものが多く、自転車のチェーン油も鉱物油に含まれます。これに対して、植物油というのは、主に大豆油やなたね油、パーム油、オリーブ油などです。文字通り、植物から抽出されます。

そしてアルカリ洗浄液の多くは、鉱物油による汚れか、植物油による汚れのどちらか一方に特化しているのが一般的です。アルカリ洗浄液の種類と汚れの種類との組み合わせによっては、十分な洗浄効果が得られないこともあるため注意しましょう。

一方で工場の設備の中には、鉱物油と植物油の両方を扱っているものも多いです。そのような設備を洗浄するには、複数種類のアルカリ洗浄液を使用する必要があります。

両方の汚れに使えるアルカリ洗浄液

工場の設備の洗浄で使用するアルカリ洗浄液は、基本的に強アルカリです。洗浄力が強い分だけ危険度も高いため、慎重に扱わなければなりません。そのため、設備の洗浄で複数種類の強アルカリ洗浄液を使用している場合は、管理が大変です。

その際は「ダイナミックGC-S」を使用することで、アルカリ洗浄液の管理にかかる負担を減らすことができます。ダイナミックGC-Sなら、鉱物油と植物油の両方の油汚れに対応しているため、複数種類のアルカリ洗浄液を使い分ける必要はありません。

さらにダイナミックGC-Sは、強アルカリ性の洗浄液であるにもかかわらず、安全性が高いのが特徴です。素手で触れても火傷することはなく、石鹸水のような感覚で扱うことができます。環境に優しく、アルミに対するアルカリ腐食もほとんどありません。

まとめ

工場設備では、鉱物油と植物油の両方を扱っていることが多く、洗浄に使用するアルカリ洗浄液も複数使用していると管理が大変です。また強アルカリの洗浄液は危険度も高く、慎重な扱いが求められます。その点、ダイナミックGC-Sなら1つで済み、危険度が小さくて扱いも簡単です。複数の油汚れを洗浄する場合には、ダイナミックGC-Sの使用を検討してみてください。

 

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