企業で行われている省エネの取り組み
企業が生産活動を行う際には、大量のエネルギーを消費しています。そのエネルギーの多くは石油や石炭を燃やすことで作り出しており、いつかは枯渇するものです。そこで省エネに取り組む企業が増えています。ここでは企業で行われている省エネの取り組みについて見ていきましょう。
目次
あらゆる個所から発生する排熱
機械や設備などを動かす際に消費されるエネルギーのうち、全てが有効に使われるわけではありません。消費されるエネルギーの一部は、熱となってそのまま排出されています。
そして、機械や設備によっては、消費エネルギーのうち、有効に使われる分が半分にも満たないケースもあるのです。残りの半分以上のエネルギーは排熱として捨てられています。例えば、自動車であれば走行時に消費するガソリンのうち、有効に使われているのは2割から4割程度だけです。自動車以外にも、工場設備やビルなど、エネルギーを消費しているところならあらゆる個所から排熱が発生しています。
工場設備の排熱利用
排熱を有効活用できれば、エネルギーの消費量も減って省エネにつながるでしょう。工場設備では、排熱を捨てずに有効活用することで、製造コストの削減にもつながります。
主に熱交換器やヒートポンプを使用して排熱利用をしているケースが多いです。設備を稼働させて発生する排熱を集めて、熱が必要な個所に移動させて使用します。その熱が必要な個所では、新たにエネルギーを消費する必要がなくなるため、その分だけ省エネになるという具合です。
省エネをこれから導入するには?
これまで省エネに関する取り組みを行っていなかった工場で、これから省エネを導入するには、必要な設備を新規で設置することになります。工場設備の稼働状況や規模などによって、最適な省エネの方法も異なるため、慎重に検討しなければなりません。導入コストと年間の節約額を計算し、費用対効果を考慮して決めることが重要です。
しかし、導入後のメンテナンスなどのコストも考慮する必要があります。使用環境によって、メンテナンスにかかる費用に差が出ることも多いです。
そこで、新規に省エネ方法の導入を検討しているなら、MDI。MDIでは、省エネの設備提供だけでなく、コンサルティングやアフターメンテナンスも行っています。工場ごとにランニングコストなどを考慮した、最適な省エネの方法を提案可能です。
まとめ
機械や設備を稼働させることで発生する排熱を有効活用することで省エネが実現できます。工場などでは排熱量が多いため、省エネによる節約効果も大きいです。まだ省エネを導入していないところでは、ぜひこれから省エネの導入を検討してみましょう。
アルファラバルの熱交換器やヒートポンプによる排熱利用と省エネならMDI TOPへ戻る