エネルギーには限りがある!省エネで地球環境を保護し費用も節約
我々は日常生活のさまざまな場面でエネルギーを消費しています。エネルギーがあるからこそ便利に暮らせていると言っていいでしょう。しかし、エネルギーを無制限に使っていると、いつか枯渇してしまいます。そこで注目されているのが省エネです。では省エネについて見ていきましょう。
目次
なぜ省エネが必要なのか
エネルギーを生み出す方法はさまざまありますが、石油をはじめとする化石燃料を燃やす方法が主流です。火力発電においても、石油や石炭などの化石燃料が消費されています。この化石燃料には限りがあるため、いつか必ず枯渇してしまうことでしょう。そのため、エネルギーを無制限に使うのではなく、エネルギーの消費量を抑え、本当に必要なところにだけエネルギーを使うことが求められます。
また、化石燃料を燃やすことで二酸化炭素が発生するのも省エネが必要な理由の一つです。地球の二酸化炭素濃度が濃くなることで、地球温暖化など環境へ悪影響を与えてしまいます。
省エネのメリット
省エネは地球環境保全に役立つだけでなく、企業にとってもメリットが多いです。エネルギーの消費量を減らす工夫をすることで、費用の節約につながります。省エネ対策を実施することで、製造している商品の品質を落とさずコストを削減できることもあるでしょう。
また、エネルギーを大量消費することは、設備にかかる負担も大きいです。省エネによりエネルギー消費量が減れば、設備への負担が軽減され寿命ものびるでしょう。これまでよりも設備が安定稼働できるようになります。そして、省エネに取り組んでいる企業は、消費者から見て好印象です。企業のイメージアップにもつながるでしょう。
省エネの具体例
省エネの具体例としては、排ガス熱からの熱回収が挙げられます。工場などの排ガスは比較的高温で、硫酸や硝酸などの有害物質を含んでいることが多いです。それを待機中に放出せずに熱回収を行います。さらにそれと同時に、硫酸や硝酸も回収するので、省エネに加えて大気汚染防止にも寄与できるのです。
この他に、下水などの廃汚水からの熱回収が挙げられます。特に冬場は気温と下水温度の差が10度以上になることも多く、熱回収を行いやすい環境です。規模の大きな宿泊施設や集合住宅などでは、廃汚水の熱を利用した暖房システムを備えているところもあります。
まとめ
地球温暖化や化石燃料の枯渇が懸念される中で、省エネは非常に大事なことです。コスト削減や企業イメージアップなどメリットも多くあります。まだ本格的な省エネ対策を実施していない企業は、熱回収などの省エネ対策を検討してみてはいかがでしょうか。
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