もしかしたら密閉空間になっているかも?空調設備の仕組みを解説
新型コロナウイルスの影響で、室内で密閉空間を避けることが求められています。空調設備が整っているビルや施設などでは、自動的に換気されているように思われがちですが、実は密閉空間になっている場合も多いです。ここでは、空調設備の仕組みについて解説していきます。
目次
空調設備は大きく分けて2種類
空調設備は室内の空気を室外には出さずに循環させるタイプのものと、外気を取り込んで室内の空気を室外に出すタイプのものがあります。
このうち室内のみで循環させるタイプは、密閉空間になってしまうため、新型コロナウイルス対策上望ましくありません。室内の空気中にウイルスやVOCが混ざっていれば、それがそのまま室内で循環し、ウイルスが舞い続けることになります。もし、このタイプの空調設備を使用している場合には、窓を開けて換気しなければなりません。
外気を取り込むタイプなら安心できる?
外気を取り込むタイプの空調設備を使っていれば、密閉空間になることはありません。そのため、室内の空気中にウイルスが含まれていても、外に排出されるということで、安心する人が多いです。
しかし、それでも取り込まれた空気のうち全てが屋外に排出されるわけではありません。一部で内部リークが生じてしまうこともあります。特に現在国内で使われている熱交換器の多くはペラペラの紙を使用しているため、内部リークが数十パーセントと多めです。空気中にウイルスやVOCが含まれていた場合でも、完全には排出されず、一部が室内にとどまってしまうでしょう。そのため、外気を取り込むタイプであったとしても、それだけでは安心できません。
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コロナウイルス対策に万全を期すなら、内部リークの少ない熱交換器を使うのが望ましいです。HEATEXシリーズなら、空調衛生に厳しいヨーロッパの基準をも満たします。オートアルミ製で70パーセントの熱回収効率を維持しつつも、内部リーク率はわずか0.1パーセント以下まで抑えることが可能です。
ウイルスやVOCなどの有害物質が室内にこもることなく、安全を保つことができます。海が近い施設で使用する場合には、塩害対策用エポキシコートオプションやオールステンレス設計なども可能です。
また、電気代も換気用熱交換器を使っていない場合と比べて30パーセント程度と大幅に節約できます。
まとめ
現在国内で使われている空調設備では、室内にウイルスやVOCなどがあると、室内にとどまってしまう場合が多いです。外気を取り込むタイプでも、内部リークが多く発生してしまいます。
そして、コロナ禍でも安心して使える空調設備の設置を検討する際には、ぜひMDIにご相談ください。効率設計、安全設計、メンテナンス対策などの提案も可能です。
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