2021.06.25

水道水が綺麗なのはろ過のおかげ!浄水処理の仕組み

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普段使っている水は、蛇口をひねるとでてくる水道水の利用がメインでしょう。日本の水道水は、蛇口からそのまま飲めるぐらい綺麗な状態で流れでるものです。ここでは、どのようにして水道水が作られているのかを説明していきます。

元となる水はどこから来るのか

水道水の元となる水は、ダムに貯めた雨水や河川の水、地下水などです。何も処理していない段階では、汚れや異物、雑菌などが大量に混ざっており、決して綺麗な状態の水ではありません。そのため生活で水を使用できるように、その汚水を浄水処理して汚れや異物を取り除き、綺麗な水にしています。

浄水処理の過程でろ過器が活躍

浄水処理では、沈殿、ろ過、消毒という3段階の処理を行います。

沈殿は比較的重い異物を沈めて、異物を除去する工程です。1回だけでなく、複数の設備を使用して数回にわたって行なわれます。この状態の水には、重い異物は含まれていませんが、軽い異物や雑菌などはまだ混ざっている状態です。

そして、次の工程でろ過器が活躍します。ろ過器を通すことで、沈殿では取り除くことができなかった小さな異物も、ろ材に引っかかって取り除くことが可能です。

また、ろ過器を使用すると取り除いた異物が溜まってしまうため、3日に1回程度は逆洗も行なわれています。逆洗というのは、ろ過器の反対側から水を通すことで、ろ材に溜まっている汚れを取り除くことが可能です。

ろ過器を通した水は透き通っていて綺麗に見えますが、雑菌やウイルスは非常に小さく、完全に取り除かれていない可能性もあります。そのため、最後にろ過された水を塩素消毒し、安全に使用できる水にしています。

日本の水道水は世界でもトップレベルの安全性

日本の水道水には水質基準が設けられており、月に1回程度の頻度で水質チェックも行なわれています。そのため、蛇口から出てくる水は非常に綺麗です。

一方、海外では水があまり綺麗でないという話を聞いたことがある人も多いでしょう。水道水の水質基準は国によって異なり、諸外国では日本ほど基準が厳しくありません。日本では、厳しい基準を設けているからこそ、世界でもトップレベルの綺麗な水道水を使うことができます。

まとめ

水道水は、沈殿・ろ過・消毒を行う浄水処理をすることで綺麗な水となっています。そのため、我々がそのまま水道水を使えるのは、ろ過器のおかげと言っていいでしょう。

 

 

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